中医薬膳×分子栄養学=「医食同源」

薬膳学と栄養学の相性

結論から言いますと、薬膳学と栄養学の相性は、「非常に良い」です。どちらも、食品そのものの良し悪しを決めつけないからです。

・栄養学は、その食品に含まれる栄養素がどれくらいあり、どんな生理作用があるかを見る学問です。

・薬膳学は、その食品の性質を見て、体にどう影響するかを見る学問です。

かなり乱暴ですが、大ざっぱに言うとこんな違いでしょうか。どちらも食べ物を「良い」、「悪い」を決めつけるのではなく、人と食べ物の相性を見て、うまく縁結びしていく、そういった分野です。

似た側面もありますが、得意とする部分はそれぞれ異なります。

・栄養学は、栄養素などの分析で食品の構成や成分を見るのが得意。

・薬膳学は、温める、冷ます、巡らす、などの性質や働きを見るのが得意。

どんな人なのかを判断する材料には、栄養学は身長や体重、血液データなどでその人の構成を判断するのに対し、陽気、温和などといった、その人の性格的なもので判断するのが薬膳学です。

栄養学と薬膳学で見る視点と角度は違いますが、どちらも大事なことです。人間は数値だけで動くほど単純ではありませんが、数字という分かりやすい判断基準があれば説得力があります。

ダイエットをする場合も、すらっと足が長く見えるようになりたいと言われるより「○号サイズの服が来られるようになりたい」とか「何キロ減らしたい」など、具体的な数字で言われる方が次の行動に進みやすいものです。

中医や薬膳の勉強を始めると、たちまち「アンチ西洋医学!」と鼻息を荒げてしまう人もたまにいますが、現代の文明と昔からの叡智を上手に取り入れてお付き合いしていけばいいのではないかと思います。

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